10月19日診察日記

本日遠方から来る患者さんと話していて、どうしてここまで通っているのかを話した時に、「先生のブログを見て」と言われて見てくれている人がいるんだと奮起して本日勉強したことを投稿します。

メラノーマについて

メラノーマとは、口の中や皮膚にできる黒い色素の腫瘍です。

口の中と皮膚では、悪性度が違います。

口の中は、ほとんどが悪性です。悪性とは転移することで、口腔内のメラノーマは肺へ転移していき命を奪っていきます。

皮膚は逆に良性(転移しない)のものが多く、外科的に摘出することで根治します。ただし、爪にできるものは、悪性度が高くなっているので術後の転移には注意が必要です。

今回、10年以上診させていただいている子が口の中にメラノーマができ、飼い主さんからたくさんの質問を受けて上手く説明できないこともあったので頭の中を整理していきます。

口の中にできるメラノーマの中でも口唇にできるは生存期間が長く(1年生存率57%)、小さい腫瘍が予後が良好(1年生存率37%)。

小さい腫瘍とは、ステージ1の直径2cm以下のもので、生存期間は中央値で511日にたいして、

ステージ2~3の直径2~4cm以上になると生存期間は164日と短くなる。

ただし、手術(下顎骨切除術や上顎骨切除術)と抗がん剤治療を実施した場合。

積極的な外科手術をしなかった場合の生存期間は、約60日と極端に短くなる。

ステージ4は、遠隔転移がおこっており死亡例の80%に肺転移をおこしている。

末期になるまで肺への転移を認めないことから定期的な肺のレントゲンは予後を知る上で重要である。

治療としては外科的摘出が第一選択である。大きくなった腫瘍に抗がん剤単独では効果はなく外科手術の補助的で用いる。

外科手術もステージ1では有効だが、ステージ2以上になると生存期間は短くなる。
(上記のステージ1での生存期間511日、ステージ2以上164日)

放射線治療は、手術を選択しない場合に有効だが毎回麻酔をかける必要がることと放射線治療ができる施設が限られている。

海外では、メラノーマワクチンがありステージ2の1年間生存率は79%、

ステージ3でも77%、ステージ4まで進行していても40%と驚異的な治療成績が報告されている。

国内では、治験段階であるが早く使用できる事を望む。

10月1日は、臨時休診となります。

10月1日は、子供の運動会のために臨時休診とさせていただきます。

ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いします。

尚、緊急時には病院の留守番電話に名前と電話番語を録音していただいたら、後ほどご連絡いたします。

その為に電話番号はゆっくり吹き込んでください。

15分経っても折り返しがない場合は、電話ができない状況だと思ってください。

9月7日診察日記

命について

常に命と関わる仕事だが、今回日記に書くのは7年前に病院探しの条件で「夜中でも診てくれる病院か?」と質問があり、「留守番電話に名前と連絡先をいれてもらったらうちの患者さんは診ていますよ。ただ、一人で診察をしているので常に診れるわけではないが、連絡がとれるようにはしています。」と他の患者さんに説明するように答えた。

それから、この患者さんが病院へ通うようになり、幾度かの緊急の連絡があり本日の朝、最後の往診があった。

全ての人に全ての期待に応えることはできないが、どこまで自分はできているんだろう?偽善の行為なのか?いつも自分に問うけど答えはでない。

ただ、もう一度飼い主さんが来てくれた時は、嬉しい。

僕のこの悩みは、最愛の動物を亡くした飼い主さんの心の苦しみと比べたら、比べられるものでもないが、このお別れが意味のあるもので、深い悲しみの後に飼主さんの心で生き続け見守ってくれると僕は思っている。

 

 

 

 

8月26日診察日記

年に何回かある忙しい日

朝8時に、角膜潰瘍の猫。お母さんの仕事の都合で診察前に再診。
症状改善でひと安心からの午前診察が13時30分までノンストップ。
それから、手術で予約診察の15時を食い込みながら、緊急の電話での診察が入り、予約診察が終わると午後の診察が始まり、診察後に内視鏡と脾臓摘出の手術、術前に時間外診察依頼があり、オペ後ならおっけいと伝えた、実際診察が始まるのは朝2時半。
そこから入院の処置観察、気づけば日曜日の朝からの診察開始。

みんな元気になったので「よし」です。

8月18日診察日記

お盆休み明けで、調子悪かったけど病院が開くまで待っていた患者さんもいらして、順番待ちなど大変お待たせしました。午前の最終診察が14時と午後は21時半と昼のオペと夜のオペとずれ込んでしまいましたが、無事皆終わってよかったです。
夜オペのこは、前々から嘔吐を繰り返しており腸閉塞を疑いつつも造影でながれていたのですが、16日から悪化して本日開腹手術により原因のものが摘出されたので、一挙の改善してくれることを期待しています。それと、午後時間外に来た低血糖をおこしたチワワも低体温でしたが、先ほど37.5度と平熱のところまで上がって来たので、これも安心です。
この後、夜の見守りの間も急変することないよう祈りつつ日記を記入。

8月13日診察日記

今日の午後からお盆休みで休診になるけど、入院していた子らが状態が安定して返すことができたことに、まず、ほっとした。
今回の休みでは、異常があれば来てください。と伝えてあるので、飼い主さんもちょっと安心していた。
明日から予定は決まっていないけど、今日の夜10時に仕事があるのは決まっている。

8月8日診察日記

前回の続き

スポーツ飲料とペットスエット、電解質サポートの比較

スポーツ飲料には、柑橘系のフレーバーが使用。この味が動物が飲ませても好まない場合がある。
塩分については、電解質サポートやペットスエットと比べるとナトリウム量は、1/3程度しか入っていないので、人ものが濃いというのは先入観で、薄めるとあまり効果がないと思われる。
糖質に関しては、スポーツ飲料と電解質サポートを比較すると100mlあたりでは、3〜4g程度であまりかわりはなく、電解質サポートにはスポーツ飲料には入ってないタンパク質などが入っている。

スポーツ飲料とペットスエットでは、ミルクフレーバーを使用し動物に飲みやすくしていることと、オリゴ糖がはいっていることでお腹に優しい点が、最も異なっていて、ナトリウム量は、ペットスエットが100mlあたり80mgに対して、スポーツ飲料では24〜58mgと薄く。糖質にかんしては、ペットスエットが100mlあたり2.3kcalに対してスポーツ飲料は、17〜25と約10倍濃い成分となっています。
スポーツ飲料がペットスエットより、糖質が10倍濃いことで体に害があるかと考えたのですが、動物用の電解質サポートは、100mlあたり20kcalとスポーツ飲料とかわりなく、お客様相談室で質問しても健康上考えられて作られた量だと説明があったので、ペットスエットよりスポーツ飲料が糖質が多すぎるとわ言えないかと思っています。

結論
スポーツ飲料を与える場合には、柑橘系の味付けがいやでなければ飲んでもいいがナトリウムが減っているので味がわからないように薄めると飲んでもより濃くかがなくなる。
ペットスエットは、ミルクフレーバーを使用しているので乳製品のアレルギーの子では使用を控える。
電解質サポートには、イオンバランスプラスタンパク質も糖質も十分にはいっている。
ペットスエットも電解質サポートも緊急でてにはいらなければ、OS-1が飲んでくれるなら効果がある。

と言える。

アース製薬株式の担当の方丁寧に質問に答えていただきありがとうございます。